通常版が9月30日に発売される『FIFA 23』。毎年、能力値(レーティング)には多くのサッカーファンが注目しており、トップ選手も自身の能力に一喜一憂しています。
そして、日本人として気になるのがやはり日本人選手のレーティングです。前作のFIFA 22からどのような変化、進化を遂げるのか注目していきましょう。今回は、現実世界でのパフォーマンスを考慮し、能力アップについても見ていきたいと思います。
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目次
FIFA22での日本人選手トップ10
前作のFIFA 22での日本人選手トップ10レーティングは以下の通りとなっています。
※所属クラブはFIFA 22のもの
- 鎌田大地(フランクフルト):79
- 遠藤航(シュトゥットガルト):78
- 長谷部誠(フランクフルト):77
- 中島翔哉(ポルティモネンセ):77
- 伊東純也(ヘンク):77
- 堂安律(PSV):76
- 南野拓実(リヴァプール):75
- 冨安健洋(アーセナル):75
- 久保建英(マジョルカ):75
- 酒井宏樹(浦和レッズ):75
鎌田大地はヨーロッパリーグを制覇したフランクフルトの中心選手として1シーズンを通じて活躍。公式戦45試合で8ゴール4アシストを記録しており、レーティングが「80」を超える可能性もあるでしょう。
また、プレミアリーグでプレーした2人の日本人選手にも注目です。南野拓実は厚い選手層に阻まれながら公式戦10ゴールを記録、冨安健洋は負傷離脱するまではアーセナルの絶対的な主力としてプレーしており、「75」からのアップは確実でしょう。
今や日本代表のエースとなった伊東純也のレーティングも期待が集まるところ。ヘンクで安定した結果を残し、昨季はリーグ戦34試合で8ゴール15アシストを記録。ここまで順調に能力をアップさせてきましたが、日本人トップの選手となる可能性もありそうです。
一方で、所属クラブで結果を残せなかった久保建英や中島翔哉、酒井宏樹といった選手は現状維持もしくはダウン評価となるかもしれません。また、長谷部誠も年齢とともに出場機会を減らしており、レーティングは下がる可能性がありそうです。
FIFA23の日本人選手トップ20
最新作FIFA23の評価が明らかに。ヨーロッパリーグを制覇に貢献した鎌田大地は前年から+1となっています。ステップアップした守田英正は+3となりました。
一方で、吉田麻也や久保建英、長谷部誠といった選手はレーティングを下げ、さらにシルバーカードとなり、格も下がっています。
さらに、Jリーグは未収録のため一人も入っていません。酒井宏樹や家長昭博、長友佑都といった選手を使うことはできなくなりました。
- 鎌田大地(フランクフルト):80
- 冨安健洋(アーセナル):79
- 伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス):78
- 遠藤航(シュトゥットガルト)78
- 堂安律(フライブルク): 77
- 守田英正(スポルティング):76
- 中島翔哉(アンタルヤスポル):76
- 板倉滉(ボルシアMG):75
- 南野拓実(モナコ):75
- 奥川雅也(ビーレフェルト):75
- 古橋亨梧(セルティック):75
- 長谷部誠(フランクフルト):74
- 原口元気(ウニオン・ベルリン):74
- 森岡亮太(シャルルロワ):74
- 久保建英(レアル・ソシエダ):74
- 菅原由勢(AZ):74
- 三笘薫(ブライトン):74
- 藤本寛也(ジル・ヴィセンテ):74
- 吉田麻也(シャルケ):73
- 浅野拓磨(ボーフム):73
- 川島永嗣(ストラスブール):72
- 香川真司(シント=トロイデン):72
レーティングアップした日本人選手
前作のFIFA22から能力がアップした選手の何人かを紹介。いずれも所属クラブで結果を残した選手たちがレーティングを上げています。
※所属クラブはFIFA22のもの
板倉滉(シャルケ):74→75
2021-22シーズンはレンタル先であるシャルケで主力としてフル稼働し、ブンデスリーガ1部復帰に大きく貢献。ファンや首脳陣にも残留を強く望まれながら、移籍金の面で折り合いが合わず、ボルシアMGへの移籍が決まりました。すでに日本代表でも主力の一人となっているだけに、「74」からのアップしました。
守田英正(サンタ・クララ):73→76
今夏、ステップアップを遂げた選手の一人である守田英正。ポルトガル1部サンタ・クララで安定したパフォーマンスを見せると、3強のうちのひとつ、スポルティング・リスボンへの移籍が決まりました。ポルトガルの強豪クラブとしてプレーした中島翔哉が「77」のレーティングを得ていたため、守田も同様の評価に。
三笘薫(ユニオン・サン=ジロワーズ):73→74
2021-22シーズンはレンタル先のユニオンSGで、29試合で8ゴール4アシストを記録し、チームの2位フィニッシュに貢献しました。その活躍が認められ、ブライトンでのプレミアリーグ挑戦が決まりました。能力値は「64」→「73」と来ており、若干のレーティングアップとなりました。
古橋亨梧(セルティック):72→75
2021-22シーズンはセルティックでの2冠達成に大きく貢献した古橋亨梧。スコティッシュ・プレミアシップでは12ゴールを記録しており、リーグトップクラスの得点力を発揮しました。「72」というレーティングは低すぎるので、「75」にまでアップしました。
その他日本代表選手のレーティング
トップ20に入らなかった選手の中に、日本代表選手も数多くいます。レアル・マドリー・カスティージャでプレーする中井卓大も収録されており、以下で見ていきましょう。
- 伊藤洋輝(シュトゥットガルト):72
- 前田大然(セルティック):72
- 旗手怜央(セルティック):72
- 田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ):71
- 上田綺世(セルクル・ブルッヘ):70
- 柴崎岳(レガネス):69
- シュミット・ダニエル(シント=トロイデン):69
- 橋岡大樹(シント=トロイデン):69
- 川辺駿(チューリッヒ):68
- 橋本拳人(ウエスカ):68
- 中山雄太(ハダースフィールド):66
- 中井卓大(レアル・マドリー・カスティージャ):61
日本人選手の固有フェイス
ゲームファンが気にしているのが固有フェイス。いくら日本人選手がいてもその選手がゲーム内で似ていなければ、感情移入することは難しくなってしまいます。
しかし、FIFAシリーズではこれまでアジア系の選手は軽視されており、欧州でプレーする日本人選手で固有フェイスの選手は皆無でした。ですが、今回は複数の日本人選手の固有フェイスが搭載。南野拓実や遠藤航、伊藤洋輝、堂安律といった選手の固有フェイスが搭載されています。
ただし、久保建英や冨安健洋といった選手の更新はありませんでした。
一方で、Jリーグ選手は過去のスキャンデータがあり、昌子源や槙野智章、家長昭博ら一部の選手が固有フェイスになっていました。しかし、FIFA23ではJリーグは収録されないため、彼らを扱うことはできないでしょう。
有名選手も固有フェイスに
また、日本人選手以外にも有名スター選手の多くがアップデートされ、固有フェイスの精度が上がっています。アーリング・ハーランドやリオネル・メッシ、カリム・ベンゼマといった選手が一気に現実のような姿となり、よりゲームをリアルに楽しむことができるようになります。